FP2級 2018年9月 実技(金財:個人)

【第2問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。
 会社員のAさん(38歳)は、金融資産の大半を預貯金で保有しており、その額は1,000万円程度になる。Aさんは、預貯金の一部を活用して、X社株式(東京証券取引所プライム市場)を購入したいと考えている。Aさんは、X社株式の配当利回りや株主優待に魅力を感じている。
 また、Aさんは、NISAのつみたて投資枠についても興味を持っている。
 そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。Aさんが購入を検討しているX社株式に関する資料は、以下のとおりである。

<X社株式の関連情報>
株価
3,300円
発行済株式数
3,000万株
決算期
2025年2月28日(木)
(配当と株主優待の権利が確定する決算期末)
<X社の財務データ>(単位:百万円)
b1.png/image-size:381×210
  • 純資産の金額と自己資本の金額は同じである。
  • 《設例》および各問において、以下の名称を使用している。
    ・特定非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度を「NISA」といい、当該非課税口座を「NISA口座」という。
    ・NISA口座内に設定される特定累積投資勘定を「つみたて投資枠」という。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。