FP2級 2018年9月 実技(金財:個人)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 会社員のAさんは、妻Bさん、長男Cさんおよび二男Dさんとの4人家族である。Aさんは、2024年中に長男Cさんの入院・手術費用として医療費30万円(保険金などで補填される金額はない)を支払ったため、医療費控除の適用を受けようと思っている。
 Aさんとその家族に関する資料および2024年分の収入等に関する資料は、以下のとおりである。なお、金額の前の「▲」は赤字であることを表している。

<Aさんとその家族に関する資料>
Aさん(57歳)
会社員
妻Bさん(53歳)
専業主婦。2024年中に、パートタイマーとして給与収入80万円を得ている。
長男Cさん(20歳)
大学生。2024年中の収入はない。
二男Dさん(14歳)
中学生。2024年中の収入はない。
<Aさんの2024年分の収入等に関する資料>
  1. 給与収入の金額:1,000万円
  2. 不動産所得の金額:▲160万円(土地等の取得に係る負債の利子20万円を含む)
  3. 一時払終身保険の解約返戻金
    契約年月
    2021年4月
    契約者(=保険料負担者)・被保険者
    Aさん
    死亡保険金受取人
    妻Bさん
    解約返戻金額
    980万円
    一時払保険料
    1,000万円
  • 妻Bさん、長男Cさんおよび二男Dさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
  • Aさんとその家族の年齢は、いずれも2024年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。