FP2級 2018年9月 実技(金財:個人)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 非上場企業であるX株式会社(以下、「X社」という)の代表取締役社長であったAさんは、2023年7月24日に病気により76歳で死亡した。Aさんが保有していたX社株式(発行済株式総数のすべて)は後継者である長男Cさんが相続により取得する予定である。
 Aさんの親族関係図等は、以下のとおりである。なお、長女Dさんは、Aさんの相続開始前に死亡している。

<Aさんの親族関係図>
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<各人が取得する予定の相続財産(みなし相続財産を含む)>
  1. 妻Bさん(75歳)
    現金および預貯金
    3,000万円
    自宅(敷地330㎡)
    2,000万円(「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用後の金額)
    自宅(建物)
    1,000万円(固定資産税評価額)
    死亡保険金
    2,000万円(契約者(=保険料負担者)・被保険者はAさん、死亡保険金受取人は妻Bさん)
    死亡退職金
    5,000万円
  2. 長男Cさん(50歳)
    現金および預貯金
    8,000万円
    X社株式
    1億5,000万円(相続税評価額)
    ※相続税におけるX社株式の評価上の規模区分は「大会社」であり、特定の評価会社には該当しない。
  3. 孫Eさん(24歳)
    現金および預貯金
    2,000万円
  4. 孫Fさん(22歳)
    現金および預貯金
    2,000万円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。