FP2級 2019年5月 実技(金財:生保)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 非上場会社であるX株式会社(以下、「X社」という)の社長であるAさん(73歳)の推定相続人は、妻Bさん(69歳)、長男Cさん(44歳)および長女Dさん(40歳)の3人である。Aさんは、昨年から体調を崩すことが多くなったため、勇退し、X社の専務取締役である長男Cさんに事業を承継しようと考えている。
 Aさんが保有する主な財産等は、以下のとおりである。

<Aさんが保有する主な財産(相続税評価額、下記生命保険を除く)>
現預金
9,000万円
X社株式
2億5,000万円(注1)
自宅敷地(330㎡)
5,000万円(注2)
自宅建物
1,000万円
上記のほかに賃貸アパート等の収益物件を所有している。
  1. Aさんは、X社の発行済株式の全株を保有している。なお、相続税におけるX社の株式の評価上の規模区分は「大会社」であり、特定の評価会社には該当しない。
  2. 「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額である。

<Aさんが加入している一時払終身保険の内容>
契約者(=保険料負担者)・被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
長男Cさん
死亡保険金額
4,000万円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。