FP2級 2019年9月 実技(金財:生保)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 Aさん(43歳)は、首都圏にあるK市に住んでいる。2023年8月10日、故郷であるX市の自宅(実家)で1人暮らしをしていた父Cさんが病気により死亡し、Aさんおよび弟Bさん(39歳)は同日中にその相続開始の事実を知った。弟Bさんは、自宅を所有していないため、自宅(実家)を相続により取得し、居住してもよいと考えている。他方、Aさんは自宅(実家)については、相続手続の終了後、売却したいと思っている。

<Aさんの親族関係図>
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<父Cさんの相続人>
Aさん
会社員。独身。賃貸マンションに住んでいる。
弟Bさん
会社員。独身。勤務先の社宅に住んでいる。
<父Cさんの相続財産(相続税評価額)>
  1. 現預金:4,000万円
  2. 自宅(実家)
    敷地(420㎡):7,000万円
    建物(1976年築):300万円
  3. ③死亡保険金:2,000万円(契約者(=保険料負担者)・被保険者:父Cさん、死亡保険金受取人:Aさん)
  • 自宅(実家)の敷地は「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額である。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。