FP2級 2020年9月 実技(金財:生保)
【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
非上場企業のX株式会社(以下、「X社」という)の代表取締役社長であるAさん(71歳)の推定相続人は、妻Bさん(69歳)、長女Cさん(43歳)および二女Dさん(40歳)の3人である。Aさんは、数年のうちに、X社の専務取締役である長女Cさんに事業を承継させたいと考えている。Aさんは、X社株式の移転方法として、非上場株式等についての贈与税の納税猶予及び免除の特例(事業承継税制の特例)の活用を検討している。
<X社の概要>
<X社の概要>
- 業種食料品製造業
- 資本金等の額 5,000万円(発行済株式総数1,000,000株、すべて普通株式で1株につき1個の議決権を有している)
- 株主構成
Aさん 800,000株
妻Bさん 100,000株
長女Cさん 100,000株 - 株式の譲渡制限あり
※X社は、相続その他の一般承継によりX社株式を取得した者に対し、当該株式をX社に売り渡すことを請求することができる旨を定款で定めている。 - 年商25億円/経常利益8,000万円/従業員数100人
※X社株式の相続税評価額の計算上の規模区分は「大会社」であり、特定の評価会社には該当しない。
- 現預金等
- 5,000万円
- X社株式
- 1億7,000万円
- 自宅敷地(330㎡)
- 3,000万円(注)
- 自宅建物
- 1,000万円
- X社本社敷地(600㎡)
- 3,000万円(注)
- X社本社建物
- 4,000万円
- 合計
- 3億3,000万円
- 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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