FP2級 2021年5月 実技(金財:個人)

【第2問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。
 会社員のAさん(40歳)は、預貯金を500万円程度保有している。Aさんは、老後の生活資金を準備するために、長期的な資産形成を図りたいと思っているが、上場株式や投資信託等を購入した経験はない。知人からは「投資未経験のAさんの場合、最初はNISAのつみたて投資枠がいいのではないか」と言われている。そこで、Aさんは、X社株式(東京証券取引所プライム市場)に着目し、投資についてファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<X社株式の関連情報>
  • 株価:1,350円
  • 発行済株式数:2億株
  • 決算期:2024年6月30日(水)(配当の権利が確定する決算期末)
<X社の財務データ>(単位:百万円)
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  • 純資産の金額と自己資本の金額は同じである。
  • 《設例》および各問において、以下の名称を使用している。
    ・少額投資非課税制度に係る非課税口座を「NISA口座」という。
    ・NISA口座内に設定される特定非課税管理勘定を「成長投資枠」という。
    ・NISA口座内に設定される特定累積投資勘定を「つみたて投資枠」という。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。