FP2級 2021年5月 実技(金財:生保)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 独身であるAさん(55歳)は、首都圏にあるX市の賃貸マンションに住んでいる。2024年4月2日、故郷Y市の自宅(実家)で1人暮らしをしていた父Dさんが死亡し、同日中に相続人全員がその相続開始の事実を知った。
 父Dさんの相続に係る相続人は、Aさん、弟Bさん(52歳)および妹Cさん(50歳)の3人である。Aさんは、弟Bさんおよび妹Cさんと相談して、遺産分割を行う予定であるが、遺産分割の方法や相続税の申告等、わからないことが多い。
 なお、Aさん、弟Bさんおよび妹Cさんは、自宅を所有していないが、Y市に戻る予定がないため、自宅(実家)については、売却を検討している。

<Aさんの親族関係図>
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<父Dさんの主な相続財産(相続税評価額)>
  1. 預貯金:2,000万円
  2. 自宅(実家)
    ①敷地(410㎡):5,000万円(注)
    ②建物(1978年築):200万円
  3. 賃貸アパート(現在、全室賃貸中)
    ①敷地(300㎡):4,000万円(注)
    ②建物(6室):2,500万円
  4. 死亡保険金:2,000万円
    (契約者(=保険料負担者)・被保険者:父Dさん、死亡保険金受取人:弟Bさん)
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。