FP2級 2021年9月 実技(FP協会:資産設計)問25

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問25

鶴見さんは、教育費の負担が心配になり、奨学金について調べることにした。日本学生支援機構の奨学金に関する次の記述として、最も不適切なものはどれか。
  1. 日本学生支援機構の奨学金には、進学前に申し込む「予約採用」と、進学後に申し込む「在学採用」とがあり、また、家計の急変等に対応する「緊急採用」「応急採用」がある。
  2. 日本学生支援機構の貸与型奨学金には、利息が付く「第一種」と利息が付かない「第二種」がある。
  3. 日本学生支援機構の貸与型奨学金には、病気・災害・経済困難などで返還が難しくなった場合の救済制度がある。
  4. 日本学生支援機構の給付型奨学金における支給金額は、収入基準に応じて、国公立・私立の別、自宅通学・自宅外通学の別などによって決められている。

正解 2

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:8.ライフプラン策定上の資金計画

解説

  1. 適切。日本学生支援機構の奨学金の申し込み方法は、予約採用・在学採用・緊急採用・応急採用の4つの方法があり、その状況にあわせた方法で申し込むことができます。
  2. [不適切]。日本学生支援機構の貸与型奨学金には、無利息で借りる「第一種奨学金」と、有利息(在学中は無利息)で借りる「第二種奨学金」があります。
  3. 適切。本人に病気等により返還が難しくなった事情が発生した場合、月々の返還額を少なくする「減額返還制度」や返還を待ってもらう「返還期限猶予」などの救済制度があります。
  4. 適切。返済不要である給付型奨学金の支給金額は、国公立と私立の別、大学等と高専の別、自宅通学と自宅外通学の別などに分けられ、さらに世帯収入により3つの区分があるなど、細かく分かれています。
したがって不適切な記述は[2]です。