FP2級 2022年1月 実技(FP協会:資産設計)問25
問25
パーソナルファイナンスにおいては、ローンや消費生活に関する知識が必要である。クレジットカードの利用に関する次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。- リボルビング払いでは、買い物やカードローンの利用等がなかった月でも、残高がある限り、一定の支払いが発生する。
- 割賦販売法では、アドオン金利の表示を禁止している。
- 買い物の際にクレジットカードを利用し、ボーナス一括払いを選択した場合、手数料はかからない。
- クレジットカードのキャッシング機能で借入れをし、1回払いを選択した場合、利息はかからない。
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
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正解
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
〇 | 〇 | 〇 | × |
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:9.ローンとカード
解説
- 〇適切。リボルビング払いは、利用金額にかかわらず月々の支払額を決めて支払う返済方法です。そのため残高がある場合は、利用がなかった月でも支払いが発生します。
- 〇適切。アドオン方式は、分割払いにおいて当初の借入元本額に対し期間と利率をかけて利息額を計算する方式です。実際には毎月返済するので元本が減っていくのですが、アドオン金利では借入額が減らない状態で利息額を計算するため、同じ利率であっても実質金利よりも負担が大きくなります。利息額が同じであれば「アドオン金利<実質金利」となり、消費者が実質金利よりも低いと誤認するおそれがあるため、アドオン金利の表示は割賦販売法で禁止されています。
- 〇適切。買い物でクレジットカードを利用したとき、3回以上の分割払いやリボルビング払いでは手数料がかかりますが、一括払い・2回払いでは手数料はかかりません。
- ×不適切。クレジットカードのキャッシング機能を利用して現金を借り入れた場合、返済方法や返済回数にかかわらず、借入額に加え、所定の利息の支払いが必要になります。
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