FP2級 2022年1月 実技(金財:生保)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 Aさん(71歳)は、X株式会社(以下、「X社」という)の創業社長である。Aさんは、今期限りで専務取締役の長男Bさん(47歳)に社長の座を譲り、勇退することを決意している。X社は、現在、下記の<資料1>の生命保険に加入している。
 また、長男Bさんは、生命保険会社の営業担当者であるファイナンシャル・プランナーのMさんから、事業保障資金の確保を目的とした下記の<資料2>の生命保険の提案を受け、加入を検討している。

<資料1>X社が現在加入している生命保険の契約内容
保険の種類
5年ごと利差配当付長期平準定期保険(特約付加なし)
契約年月日
2002年4月1日
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
X社
保険期間・保険料払込期間
95歳満了
死亡・高度障害保険金額
1億円
年払保険料
300万円
現時点の解約返戻金額
4,800万円
現時点の払込保険料累計額
6,000万円
  • 解約返戻金額の80%の範囲内で、契約者貸付制度を利用することができる。
  • 保険料の払込みを中止し、払済終身保険に変更することができる。
<資料2>長男Bさんが提案を受けた生命保険の内容
保険の種類
無配当定期保険(特約付加なし)
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
長男Bさん
死亡保険金受取人
X社
保険期間・保険料払込期間
95歳満了
死亡・高度障害保険金額
1億円
年払保険料
180万円
最高解約返戻率
83%
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。