FP2級 2022年5月 実技(金財:生保)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 Aさん(55歳)は、X株式会社(以下、「X社」という)の創業社長である。X社は、近年、売上金額・利益金額ともに減少傾向にある。X社は、今後の保険料負担も考慮し、現時点において下記<資料>の生命保険契約を解約しようと考えている。
 そこで、Aさんは、生命保険会社の営業担当者であるファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

<資料>解約を検討中の生命保険の契約内容
保険の種類
5年ごと利差配当付定期保険(特約付加なし)
契約年月日
2008年7月1日
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
X社
保険期間・保険料払込期間
95歳満了
死亡保険金額
1億円
年払保険料
200万円
現時点の解約返戻金額
2,700万円(単純返戻率90.0%)
65歳時の解約返戻金額
4,700万円(単純返戻率94.0%)
  • 保険料の払込みを中止し、払済終身保険に変更することができる。
  • 単純返戻率=解約返戻金額÷払込保険料累計額×100
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。