FP2級 2022年9月 実技(金財:個人)
【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
会社員のAさんは、妻Bさんおよび長男Cさんとの3人家族である。Aさんは、2024年6月に住宅ローンを利用して中古の分譲マンション(築10年)を購入し、同月中に当該マンションの引渡しを受けて入居した。Aさんとその家族に関する資料等は、以下のとおりである。
<Aさんとその家族に関する資料>
給与収入の金額:1,200万円
<Aさんが取得した分譲マンションに関する資料>
<Aさんとその家族に関する資料>
- Aさん(47歳)
- 会社員
- 妻Bさん(44歳)
- 2024年中に、パートタイマーとして給与収入80万円を得ている。
- 長男Cさん(18歳)
- 高校生。2024年中の収入はない。
給与収入の金額:1,200万円
<Aさんが取得した分譲マンションに関する資料>
- 取得価額
- 4,000万円
- 土地
- 40㎡(敷地権の割合相当の面積)
- 建物
- 85㎡(専有部分の床面積)
- 資金調達方法
- 自己資金500万円
父親からの資金援助1,500万円(2024年5月に受贈)
銀行からの借入金2,000万円(2024年12月末の借入金残高は1,950万円、返済期間は20年) - 留意点
- 当該マンションは、個人間売買(消費税の課税対象外)で購入。新耐震基準適合住宅に該当しているが、認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、特定エネルギー消費性能向上住宅(以下、「ZEH水準省エネ住宅」という)、エネルギー消費性能向上住宅(以下、「省エネ基準適合住宅」という)には該当していない。
父親から受けた1,500万円の資金援助については、相続時精算課税制度の適用を受けない。
- 妻Bさんおよび長男Cさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
- Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
- Aさんとその家族の年齢は、いずれも2024年12月31日現在のものである。
- 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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