FP2級 2023年5月 実技(FP協会:資産設計)問24

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問24

英男さんは、教育費の負担が心配になり、奨学金について調べることにした。日本学生支援機構の奨学金に関する次の記述として、最も適切なものはどれか。
  1. 申し込みは、進学前に限られ、進学後に申し込むことはできない。
  2. 貸与型奨学金の選考については、家計による基準は設けられていない。
  3. 貸与型奨学金には、利息が付く「第一種」と利息が付かない「第二種」がある。
  4. 奨学金は、学生・生徒本人名義の口座に振り込まれる。

正解 4

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:8.ライフプラン策定上の資金計画

解説

  1. 不適切。進学後に申し込むことも可能です。日本学生支援機構の奨学金の申込み方法には、進学前に申し込む「予約採用」、進学後に申し込む「在学採用」、被災や家計急変時に申し込む「家計急変採用、緊急・応急採用」があります。
  2. 不適切。貸与型奨学金の選考には、生計維持者の収入や世帯構成による基準(家計基準)が設けられています。家計基準は、大学種別、収入形態、通学形態、世帯人員により異なります。申請時に本人および生計維持者のマイナンバーを直接機構に提出し、機構が収入を確認する手続きになっています。
  3. 不適切。説明が逆です。日本学生支援機構の貸与型奨学金には、無利子で借りる「第一種奨学金」と有利子(在学中は無利息)で借りる「第二種奨学金」があります。
  4. [適切]。日本学生支援機構の奨学金は、学生本人名義の口座に振り込まれ、債務者も学生本人となります。
したがって適切な記述は[4]です。