FP2級 2023年5月 実技(FP協会:資産設計)

【第10問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問35》~《問40》)に答えなさい。
国内の企業に勤務する西山裕子さんは、早期退職優遇制度を利用して、2024年9月に退職する予定である。そこで、退職後の生活のことや先日死亡した母の相続のことなどに関して、FPで税理士でもある駒田さんに相談をした。なお、下記のデータは2024年4月1日現在のものである。

Ⅰ.家族構成(同居家族なし)
j1.png./image-size:424×38
Ⅱ.西山家の親族関係図
j2.png./image-size:553×164
  • 裕子さんの母の春美さんは、裕子さんと同居していたが、2024年2月に死亡している。
Ⅲ.西山家(裕子さん)の財産の状況(裕子さんが相続する春美さんの遺産を含む)
[資料1:保有資産(時価)](単位:万円)
j3.png./image-size:554×165
  • 「名義変更手続き中の財産」は、春美さんの相続により裕子さんが取得することが確定した財産であり、現在名義変更手続き中である。
[資料2:負債残高]
住宅ローン:380万円(債務者は裕子さん)
自動車ローン:70万円(債務者は裕子さん)
裕子さんが負担すべき相続税および税理士に対する報酬:80万円

[資料3:生命保険](単位:万円)
j4.png./image-size:555×75
  • 解約返戻金相当額は、2024年4月1日現在で解約した場合の金額である。
  • 個人年金保険Aは、据置期間中に被保険者が死亡した場合には、払込保険料相当額が死亡保険金として支払われるものである。なお、死亡保険金受取人の変更はまだ行われていない。
  • すべての契約において、保険契約者が保険料を全額負担している。
  • 契約者配当および契約者貸付については考慮しないこと。
Ⅳ.その他
上記以外の情報については、各設問において特に指示のない限り一切考慮しないこと。