FP2級 2023年5月 実技(金財:個人)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 非上場企業であるX株式会社(以下、「X社」という)の代表取締役社長であったAさんは、2024年4月26日(水)に病気により75歳で死亡した。Aさんは、自宅に自筆証書遺言を残しており、相続人等は自筆証書遺言の内容に従い、Aさんの財産を下記のとおり取得する予定である。なお、妻Bさんは、死亡保険金および死亡退職金を受け取っている。また、長女Dさんは、Aさんの相続開始前に死亡している。

<Aさんの親族関係図>
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<各人が取得する予定の相続財産(みなし相続財産を含む)>
  1. 妻Bさん(76歳)
    現金および預貯金 … 2,500万円
    自宅(敷地300㎡) … 7,500万円(「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額)
    自宅(建物) … 1,500万円(固定資産税評価額)
    死亡保険金 … 1,500万円(受取額。契約者(=保険料負担者)・被保険者はAさん、死亡保険金受取人は妻Bさん)
    死亡退職金 … 3,000万円(受取額)
  2. 長男Cさん(51歳)
    現金および預貯金 … 5,000万円
    X社株式 … 1億円(相続税評価額)
  3. 孫Eさん(25歳)
    現金および預貯金 … 2,000万円
  4. 孫Fさん(23歳)
    現金および預貯金 … 2,000万円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。