FP2級 2023年5月 実技(金財:生保)

【第4問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問10》~《問12》)に答えなさい。
 会社員のAさんは、妻Bさん、長男Cさんおよび長女Dさんとの4人家族である。Aさんは、数年前から個人で不動産賃貸業を営んでおり、白色申告により確定申告を行っている。また、下記の<Aさんの2023年分の収入等に関する資料>において、不動産所得の金額の前の「▲」は赤字であることを表している。

<Aさんとその家族に関する資料>
Aさん(55歳)
会社員
妻Bさん(51歳)
専業主婦。2023年中の収入はない。
長男Cさん(24歳)
大学院生。2023年中の収入はない。
長女Dさん(20歳)
大学生。2023年中に、アルバイトとして給与収入80万円を得ている。
<Aさんの2023年分の収入等に関する資料>
  1. 給与収入の金額:800万円
  2. 不動産所得の金額:▲40万円(白色申告)
    ※損失の金額40万円のうち、当該不動産所得を生ずべき土地の取得に係る負債の利子20万円を含む。
  3. 一時払変額個人年金保険(10年確定年金)の解約返戻金
    契約年月
    2014年8月
    契約者(=保険料負担者)・被保険者
    Aさん
    死亡保険金受取人
    妻Bさん
    解約返戻金額
    600万円
    正味払込保険料
    500万円
<Aさんが2023年中に支払った生命保険の保険料に関する資料>
保険の種類
終身介護保険(死亡保障なし)
契約年月
2023年5月
契約者(=保険料負担者)・被保険者
Aさん
年間正味払込保険料
93,000円(全額が介護医療保険料控除の対象)
  • 妻Bさん、長男Cさんおよび長女Dさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
  • Aさんとその家族の年齢は、いずれも2023年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。