FP2級 2023年9月 実技(金財:生保)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 X株式会社(非上場会社・製造業、以下、「X社」という)の代表取締役社長であるAさん(68歳)は、自宅で妻Bさん(67歳)、長男Cさん(42歳)家族と同居している。二男Dさん(40歳)は、他県に所在する戸建て住宅(持家)で暮らしている。
 Aさんは、妻Bさんに自宅および相応の現預金等を相続させ、X社の専務取締役である長男CさんにAさんが100%所有するX社株式とX社本社敷地・建物を承継する予定であり、遺言書を作成しておきたいと考えている。

<Aさんの親族関係図>
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<Aさんの主な所有財産(相続税評価額、下記の生命保険を除く)>
現預金等
1億3,000万円
X社株式
2億5,000万円
自宅敷地(350㎡)
5,000万円(注)
自宅建物
2,000万円
X社本社敷地(500㎡)
8,000万円(注)
X社本社建物
4,000万円
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額

<Aさんが加入している一時払終身保険の内容>
契約者(=保険料負担者)・被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
妻Bさん
死亡保険金額
2,000万円
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。