FP2級 2025年1月 実技(金財:生保)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 Aさん(69歳)は、X株式会社(以下、「X社」という)の創業社長である。
 Aさんは、最近、自身の体の衰えに不安を感じており、長男Bさん(36歳)に社長の座を譲り、勇退することを決意している。また、下記〈資料1〉の生命保険の解約と、長男Bさんを被保険者とする〈資料2〉の生命保険の加入を検討している。
 そこで、Aさんと長男Bさんは、生命保険会社の担当者であるファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。

〈資料1〉X社が現在加入している生命保険の内容
保険の種類:無配当逓増定期保険(特約付加なし)
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
Aさん
契約年月日
2018年10月1日(加入時年齢:62歳)
死亡保険金受取人
X社
基本保険金額
1億円
保険期間・保険料払込期間
78歳満了
逓増率変更年度
第8保険年度
年払保険料
400万円
現時点の払込保険料累計額
2,800万円
現時点の解約返戻金額
2,400万円
  • 保険料の払込みを中止し、払済終身保険に変更することができる。
  • 所定の範囲内で、契約者貸付制度を利用することができる。
〈資料2〉X社が加入を検討している生命保険の内容
保険の種類:無配当定期保険(特約付加なし)
契約者(=保険料負担者)
X社
被保険者
長男Bさん
死亡保険金受取人
X社
基本保険金額
1億円
保険期間・保険料払込期間
95歳満了
年払保険料
200万円
最高解約返戻率
83%
  • 保険料の払込みを中止し、払済終身保険に変更することができる。
  • 所定の範囲内で、契約者貸付制度を利用することができる。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。