FP2級 2025年1月 実技(金財:生保)

【第4問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問10》~《問12》)に答えなさい。
 個人事業主のAさんは、妻Bさん、長男Cさんおよび母Dさんとの4人で暮らしていたが、2024年5月、妻Bさんが病気により他界した。Aさんは、2024年中に一時払変額個人年金保険(10年確定年金)の解約返戻金および終身保険の死亡保険金を受け取っている。

〈Aさんとその家族に関する資料〉
Aさん(45歳)
個人事業主。2024年中に遺族基礎年金50万円を受け取っている。
長男Cさん(18歳)
高校生。2024年中の収入はない。
母Dさん(72歳)
2024年中の収入は、公的年金の老齢給付のみであり、その収入金額は80万円である。
〈Aさんの2024年分の収入等に関する資料〉
  1. 事業所得の金額:450万円(白色申告)
  2. 一時払変額個人年金保険(10年確定年金)の解約返戻金
    契約年月
    2015年10月
    契約者(=保険料負担者)・被保険者
    Aさん
    死亡給付金受取人
    妻Bさん
    解約返戻金額
    610万円
    正味払込保険料
    500万円
  3. 終身保険の死亡保険金
    契約年月
    2006年6月
    契約者(=保険料負担者)・被保険者
    妻Bさん
    死亡保険金受取人
    Aさん
    死亡保険金額
    1,000万円
  • 長男Cさんおよび母Dさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
  • Aさんとその家族の年齢は、いずれも2024年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。