FP2級 2025年5月 実技(金財:個人)
【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
非上場会社であるX株式会社(以下、「X社」という)の代表取締役社長のAさん(70歳)の推定相続人は、妻Bさん(68歳)、長男Cさん(45歳)および長女Dさん(42歳)の3人である。Aさんは、X社の専務取締役である長男Cさんへ事業を承継するにあたり、所有するX社株式の全部を長男Cさんへ贈与することを検討している。
〈X社の概要〉
〈X社の概要〉
- 業種:パン・菓子製造業
- 資本金等の額:1,000万円(発行済株式総数20,000株、すべて普通株式で1株につき1個の議決権を有している)
- 株主構成:Aさんが100%保有
- 株式の譲渡制限:あり
- 従業員数:15人
- X社の財産評価基本通達上の規模区分は「中会社の小」であり、特定の評価会社には該当しない。
- X社および類似業種の比準要素等
- すべて1株当たりの資本金等の額を50円とした場合の金額である。
- X社株式の純資産価額方式による1株当たりの評価額:7,000円
- 現預金:5,500万円
- X社株式:1億1,000万円
- 自宅
敷地(250㎡):5,000万円(注)
建物:1,000万円 - X社本社
敷地(400㎡):8,000万円(注)
建物:2,500万円
- 「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額
- 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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