2018年5月FP2級過去問道場(実技)第19問

AAさん
(No.1)
表題の件について教えて下さい。

基礎控除=3,000万円+(法定相続人の数×600万円)が
控除されない理由は何でしょうか。

宜しくお願いいたします。


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第19問
下記の相続事例(2018年4月24日相続開始)における相続税の課税価格の合計額として、正しいものはどれか。
<課税価格の合計額を算出するための財産等の相続税評価額>
土地:4,000万円(小規模宅地等の評価減特例適用後:800万円)
建物:1,200万円
現預金:1,000万円
死亡保険金:1,800万円(生命保険金等の非課税限度額控除前)
債務および葬式費用:500万円


解説:
相続税の課税価格は、相続又は遺贈により取得した財産から、非課税財産と債務・葬式費用を控除して求めます。

相続人が取得した財産(みなし相続財産含む)は、以下の4つです。
土地  800万円
建物  1,200万円
現預金  1,000万円
死亡保険金  1,800万円
合計  4,800万円

このうち、死亡保険金は「500万円×法定相続人の数」を限度として非課税となります。<相続人関係図>を見ると法定相続人は3人ですので、非課税限度額は「500万円×3人=1,500万円」です。また、債務・葬式費用は500万円となります。
以上より、相続税の課税価格の合計額は、

  4,800万円-1,500万円-500万円=2,800万円

したがって正解は[1]です。

 
2020.06.19 15:34
管理人
(No.2)
相続税の課税価格とは、ざっくり言うと遺産総額から債務控除を差し引いた金額です。この相続税の課税価格から遺産に係る基礎控除を差し引いた後の金額が「課税遺産総額」です。

相続税の課税価格=相続・遺贈より取得した財産の価額-非課税財産の額+相続時精算課税の加算額-債務控除の対象額

課税遺産総額=相続税の課税価格-基礎控除額

本問では、相続税の課税価格の合計額が問われているため、基礎控除額を引く前の金額を答えることになります。
2020.06.19 16:04
AAさん
(No.3)
回答有難うございました!参考になりました!!
2020.06.21 09:58

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