個人年金保険について教えてください。
Tさん
(No.1)
2019年1月学科試験 問12
問題
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2015年9月学科試験 問12では、
選択肢
“確定年金は、年金支払い開始前に被保険者が死亡した場合、契約時に定めた年金受取総額と同額の死亡保険金が支払われる。”
解説
[不適切]。確定年金は、被保険者の生死にかかわらず、あらかじめ定めた期間中だけ年金が受け取れるものです。個人年金契約の被保険者が年金支払い開始前に死亡した場合は、既払済保険料と同額の死亡保険金が支払われます。
なお、年金支払い開始後の死亡では、遺族に対して定められた期間にわたり年金が支払われます。
2019年1月学科試験 問12では、
選択肢
“確定年金では、年金受取開始日前に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、死亡給付金受取人が契約時に定められた死亡給付金を受け取ることができる。”
解説
適切。確定年金とは、あらかじめ定めた保証期間中は被保険者の生死にかかわらず年金を受け取れる保険です。被保険者が、年金受取開始日前に死亡した場合には死亡給付金受取人に対して契約時に定められた死亡給付金が支払われます。
上記問題ではいつもどちらが正しいのか悩んでしまいます。
どのように覚えたら良いのか教えてください。
2020.07.24 08:55
管理人
(No.2)
個人年金保険(確定年金)は次のようになっています。
年金受取開始前の死亡 → 死亡保険金
年金受取開始後の死亡 → 遺族が年金受給権を得る
上記の死亡保険金については、既払済保険料を基準に以下の3タイプがあるようです。
① 既払済保険料よりも多い額が支払われる
② 既払済保険料と同額程度が支払われる
③ 既払済保険料よりも少ない額が支払われる
支払保険料が同じであれば死亡保険金が少ないほど年金額が多くなります。
これを踏まえて問題を見ると、
2015年9月学科試験 問12については、
「年金受取総額と同額の死亡保険金」という点が不適切です。
2019年1月学科試験 問12については、
「死亡給付金受取人が契約時に定められた死亡給付金」なので適切です。これは①~③のいずれかということです。
なお、2015年9月学科試験 問12解説内の「既払済保険料と同額の死亡保険金が支払われます」という記述については、3つのタイプを考慮しておらず②に限定していたので、解説としていささか不適当だったため修正させていただきました。
2020.07.26 10:25
Tさん
(No.3)
いつも本当にお世話になっております。
毎日このサイトにアクセスして勉強させてもらっています。
本当にありがとうございます。
個人年金保険(確定年金)はなかなか難しいですね。
こんな感じで覚えてみようと思います。
年金受取開始前の死亡 → 死亡保険金
年金支払い開始前に死亡 → 既払済保険料と同額の死亡保険金
保険関連が物凄く弱く、もう少し知識をためていきたいと思います。
ありがとうございました。
2020.07.26 21:54
管理人
(No.4)
>年金受取開始前の死亡 → 死亡保険金
>年金支払い開始前に死亡 → 既払済保険料と同額の死亡保険金
年金受取開始前と年金支払い開始前はどちらも同じ時期です。この期間に被保険者が死亡した場合は、既払済保険料を基準にした死亡保険金(No.2の投稿の①~③のいずれか)が支払われます。
2020.07.27 17:00
Tさん
(No.5)
むっ、難しいですね。
選択肢にある、下記を注意するようにします。
・契約時に定めた年金受取総額と同額の死亡保険金が支払われる。
>>これは間違い
・死亡給付金受取人が契約時に定められた死亡給付金を受け取ることができる。
>>これは正しい
ありがとうございました。
2020.07.28 23:13
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