投資信託(全41問中27問目)

No.27

証券投資信託の基準価額に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
証券投資信託の基準価額は、ファンド1口当たりの財産的価値を示すもので、投資信託財産の()を受益権総口数で除すことによって求められる。この基準価額は、新聞や投資信託委託会社、販売会社等のホームページなどにも掲載されており、当初1口=1円で設定される証券投資信託については、原則として()当たりの額が表示される。受益者は、換金時においては、原則として、この基準価額に基づいて換金することになる。ただし、換金時に()を徴収するファンドについては、この基準価額から()を控除した価額で換金することとなる。
2016年1月試験 問23
  1. (ア)純資産総額 (イ)1万口 (ウ)信託財産留保額
  2. (ア)純資産総額 (イ)1口 (ウ)信託報酬
  3. (ア)分配可能額 (イ)1口 (ウ)信託財産留保額
  4. (ア)分配可能額 (イ)1万口 (ウ)信託報酬

正解 1

問題難易度
肢160.7%
肢218.9%
肢35.6%
肢414.8%

解説

〔(ア)について〕
投資信託の基準価額とは、投資信託を投資・換金するときの価格でファンド1口あたりの財産的価値を示していて、「基準価額=純資産総額÷受益権総口数」で表されます。

〔(イ)について〕
当初1口=1円で設定される投資信託の基準価額は、原則として1万口あたりの額が表示されます。

〔(ウ)について〕
運用期間中に解約があったとき一時的に株式等を売却しなければならない場合があります。この売却手続きに関して残存受益者が不利益を被ることを防止するため、中途解約者の換金額から手数料を徴収されることがあります。この費用を信託財産留保額といいます。

したがって[1]の組合せが適切です。