債券投資(全48問中28問目)
No.28
固定利付債券の利回り(単利・年率)の計算に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる計算式として、最も不適切なものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等については考慮しないものとする。表面利率が0.1%、償還年限が10年の固定利付債券が額面100円当たり101円55銭で発行された。この固定利付債券の応募者利回りは(ア)、直接利回りは(イ)となる。また、この固定利付債券を新規発行時に購入し、3年後に額面100円当たり102円で売却した場合の所有期間利回りは(ウ)となる。さらに、この固定利付債券を発行から3年後に額面100円当たり102円で購入し、償還まで保有した場合の最終利回りは(エ)となる。
2016年9月試験 問24
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正解 4
問題難易度
肢18.6%
肢210.8%
肢318.2%
肢462.4%
肢210.8%
肢318.2%
肢462.4%
分野
科目:C.金融資産運用細目:4.債券投資
解説
債券の各種利回りは、設問で与えられた条件を以下の式に代入して求めます。〔(ア)について〕表面利率:0.1%、保有年数:10年、額面金額:100円、発行価格:101円55銭なので、応募者利回りを求める式は次のようになります。したがって適切です。
〔(イ)について〕
直接利回りについては、「表面利率/購入価格×100」の式で求めます。表面利率:0.1%、発行価格:101円55銭なので、直接利回りを求める式は次のようになります。したがって適切です。
〔(ウ)について〕
表面利率:0.1%、保有年数:3年、売却金額:102円、発行価格:101円55銭なので、所有期間利回りを求める式は次のようになります。したがって適切です。
〔(エ)について〕
表面利率:0.1%、保有年数:7年、額面金額:100円、購入価格:102円なので、最終利回りを求める式は次のようになります。選択肢の式は、分子部分の100と102が逆になっているので[不適切]です。
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