FP2級過去問題 2013年5月学科試験 問32
問32
Aさんの2023年分の所得が下記のとおりであった場合の総所得金額として、最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。- 給与所得の金額
- 900万円
- 上場株式の譲渡所得の金額
- 10万円
- 一時所得の金額
- 70万円
- 900万円
- 910万円
- 935万円
- 980万円
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正解 3
問題難易度
肢111.0%
肢219.1%
肢359.2%
肢410.7%
肢219.1%
肢359.2%
肢410.7%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:3.各種所得の内容
解説
総所得金額とは、総合課税の対象となる所得を合算した金額です。具体的には、①事業所得、不動産所得、給与所得、総合課税の利子所得・配当所得・短期譲渡所得及び雑所得の合計額(損益通算後の金額)と、②総合課税の長期譲渡所得と一時所得の合計額(損益通算後の金額)の2分の1の金額を合計した金額です。つまり、本問の3つの所得のうち総所得金額の算出にかかわるのは、給与所得と一時所得の2つです。上場株式の譲渡所得の金額は分離課税ですので、総所得金額には算入しません。
また、一時所得の金額は、その額のうち2分の1を総所得金額に算入するので、Aさんの総所得金額は、
900万円+35万円=935万円
したがって[3]が正解です。
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