FP2級過去問題 2014年5月学科試験 問38

問38

下記<X社のデータ>に基づき算出されるX社の法人税の計算における交際費等の損金不算入額として、最も適切なものはどれか。なお、X社は他の法人に完全支配されていないものとする。

<X社のデータ>
事業年度
2023年4月1日~2024年3月31日
期末資本金の額
5,000万円
交際費等の支出金額
1,000万円
  1. 200万円
  2. 400万円
  3. 460万円
  4. 1,000万円

正解 1

問題難易度
肢152.9%
肢214.5%
肢37.4%
肢425.2%

解説

資本金1億円超の法人は、交際費のうち「接待飲食費の50%まで」を損金の額に算入することができ、資本金1億円以下の中小法人は「接待飲食費の50%相当額」または「年800万円」を選択できます。

X社は資本金1億円以下なので、
  • 1,000万円×50%=500万円
  • 800万円
を比較したときに、より大きい800万円を損金算入することになります。よって、交際費等の損金不算入額は、

 1,000万円-800万円=200万円

したがって[1]が正解です。