FP2級過去問題 2015年10月学科試験 問55

問55

遺産分割の方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 被相続人名義の土地1区画を3つに分割してそれぞれ3人の相続人が相続する方法は、現物分割である。
  2. 遺産の大半が農地であり、農地をすべて後継者に相続させたい場合に一般に用いられる方法は、換価分割である。
  3. 遺産の全部を1人の相続人が相続により取得し、他の共同相続人に対してその相続人が債務を負担する方法は、代償分割である。
  4. 被相続人名義の土地1区画を相続人がそれぞれの相続分に応じた登記を行い、その土地を共有する方法は、共有分割である。

正解 2

解説

  1. 適切。現物分割とは個別特定相続財産について、相続する数量、金額、割合を定めて分割する方法です。
  2. [不適切]。相続人に遺産を集中させたい場合には、共同相続人のうち特定の者が被相続人の遺産を取得し、その他の相続人に代わりの資産を交付する代償分割が有効です。よって記述は不適切です。
  3. 適切。代償分割は、共同相続人のうち特定の者が被相続人の遺産を取得して、その代わりにその者が自己の固有財産を他の相続人に交付する方法です。
  4. 適切。共有分割とは、土地の相続などに用いられ、各相続人の持分を定めて共有することにより財産を分割する方法です。
したがって不適切な記述は[2]です。