FP2級 2016年1月 実技(FP協会:資産設計)問24

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問24

貴司さんは、現在居住しているマンションの住宅ローン(全期間固定金利、返済期間30年、元利均等返済、ボーナス返済なし)の繰上げ返済を検討しており、FPの明石さんに繰上げ返済について質問をした。貴司さんが住宅ローンを244回返済後に、200万円以内で期間短縮型の繰上げ返済をする場合、この繰上げ返済により短縮される返済期間として、正しいものはどれか。なお、計算に当たっては、下記<資料>を使用し、繰上げ返済額は200万円を超えない範囲での最大額とすること。また、繰上げ返済に伴う手数料等は考慮しないものとする。
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  1. 1年4ヵ月
  2. 1年5ヵ月
  3. 1年10ヵ月
  4. 2年

正解 3

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:8.ライフプラン策定上の資金計画

解説

繰上げ返済をすると、次回返済分から順に元金部分に充当されていきます。

<資料>より244回返済後の残高は11,636,979円です。ここで繰上げ返済をして200万円が元金部分に充当されると、繰上げ返済後の残高は「11,636,979円-2,000,000円=9,636,979円」まで減ることになります。つまり、<資料>のうち残高が9,636,979円以上となっている返済回までは、返済を完了できるということになります。

<資料>を見ると、残高が9,636,979円以上、かつ、最も先の返済回は、9,697,065円の266回目となります。このことから、200万円の繰上げ返済をすると245回目から266回目までの22回分について元金を全額返済できるとわかります。全額返済された月の分だけ返済期間が短縮されるので、短縮される返済期間は「22ヶ月=1年10か月」となります。