FP2級 2016年5月 実技(FP協会:資産設計)問4

問4

下記は、一般NISA(少額投資非課税制度)の概要を示した表である。下表の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)については考慮しないこととする。また、同じ語句を何度選んでもよいこととする。
04.png./image-size:390×72
  1. 1.個人向け国債
  2. 2.J-REIT(不動産投資信託)
  3. 3.FX(外国為替証拠金取引)
  4. 4.1年単位で可能
  5. 5.3年単位で可能
  6. 6.5年単位で可能
  7. 7.繰り越せる
  8. 8.繰り越せない
(ア)(イ)(ウ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)
248

分野

科目:C.金融資産運用
細目:10.金融商品と税金

解説

〔(ア)について〕
一般NISAで取引できる商品は限られています。主な対象商品は次のとおりです。
  • 上場株式
  • 株式投資信託
  • ETF
  • J-REIT(不動産投資信託)など
低リスク資産の債権、FXは、一般NISAにおける投資対象とはなりません。
よって、正解は[2]のJ-REIT(不動産投資信託)になります。

〔(イ)について〕
一般NISA口座は、1年単位で金融機関の変更をすることが可能です。その年に取引がなければ別の口座に変更できますが、取引がある場合は翌年変更することになります。また、一般NISAとつみたてNISAは選択適用ですが、こちらも1年単位で切り替えることが可能です。
よって、正解は[4]の1年単位で可能になります。

〔(ウ)について〕
一般NISA口座の非課税枠は年間120万円です。例えば、当年100万円分を使用し20万円分が未使用であったとしても、その残りの非課税枠を翌年以降に繰り越すことはできません。翌年の非課税枠は120万円までです。
よって、正解は[8]の繰り越せないになります。