FP2級過去問題 2017年1月学科試験 問26

問26

個人が国内の金融機関を通じて行う外貨建て債券ファンドの取引に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
米ドル建て債券ファンド(為替ヘッジなし)を保有しているとき、米ドルに対する円の為替レートが円安に変動することは、当該ファンドの円換算の投資利回りの()要因となる。反対に、為替レートが円高に変動したときは、当該ファンドの円換算の投資利回りの()要因となる。このため、()局面では、為替レートの変動による損失が債券運用による収益を上回ると、円換算の投資利回りはマイナスになる。
  1. (ア)上昇 (イ)下落 (ウ)円安
  2. (ア)上昇 (イ)下落 (ウ)円高
  3. (ア)下落 (イ)上昇 (ウ)円高
  4. (ア)下落 (イ)上昇 (ウ)円安

正解 2

問題難易度
肢113.8%
肢263.7%
肢39.5%
肢413.0%

解説

米ドル建て債券ファンドは、円安になると為替差益が発生し、利益が生じるので円換算の投資利回りは上昇します。円高になると、円換算では為替差損が発生して、利益が減少するので円換算の投資利回りは下落します。為替が円高になり、運用による収益よりも為替差損が多くなると、元本割れになり円換算の投資利回りはマイナスということになります。

したがって[2]の組合せが適切です。