FP2級過去問題 2017年5月学科試験 問31

問31

所得税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 健康保険の被保険者が受け取った傷病手当金は、非課税所得となる。
  2. 雇用保険の被保険者が受け取った高年齢雇用継続基本給付金は、非課税所得となる。
  3. 火災により焼失した家屋について契約者(=保険料負担者かつ家屋の所有者である個人)が受け取った火災保険の保険金は、非課税所得となる。
  4. 個人年金保険契約に基づき、契約者(=保険料負担者)である年金受取人(個人)が年金形式で毎年受け取る年金は、非課税所得となる。

正解 4

問題難易度
肢13.7%
肢27.1%
肢35.2%
肢484.0%

解説

  1. 適切。傷病手当金など、健康保険から受け取った給付は非課税所得となります。
  2. 適切。高年齢雇用継続基本給付金など、雇用保険から受け取った給付金は非課税所得となります。
  3. 適切。火災保険や地震保険から損害保険金を受け取った場合、非課税所得となります。
    火災により焼失した家屋について契約者(=保険料負担者かつ家屋の所有者)が受け取った火災保険の保険金は、一時所得として所得税の課税対象となる。2015.10-31-3
  4. [不適切]。個人年金保険の年金を年金形式で受け取った場合、雑所得として課税されます。なお、一括で受け取る場合は一時所得となります。
したがって不適切な記述は[4]です。