FP2級 2017年5月 実技(金財:個人)問1
問1
Mさんは、Aさんの退職後の国民年金について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~③に入る最も適切な語句または数値を、下記の〈語句群〉のイ~ヌのなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。- 「Aさんは、X社を退職後、国民年金に第1号被保険者として加入することになります。国民年金の加入の届出は、厚生年金保険の被保険者資格を喪失した日から、原則として(①)以内に住所地の市区町村の窓口で行います」
- 「AさんがX社を退職後、60歳になるまで国民年金の保険料を納付した場合、65歳から受給することができる老齢基礎年金の額は、780,100円(2016年度価額)となります。老齢基礎年金の支給開始年齢は原則65歳ですが、Aさんが希望すれば、60歳以上65歳未満の間に老齢基礎年金の繰上げ支給を請求することができます。仮に、Aさんが60歳0カ月で老齢基礎年金の繰上げ支給を請求した場合の減額率は(②)%となります。なお、Aさんが老齢基礎年金の繰上げ支給を請求する場合は、その請求と同時に老齢厚生年金の繰上げ支給の請求を(③)」
- イ.14日
- ロ.20日
- ハ.30日
- ニ.15
- ホ.24
- ヘ.30
- ト.42
- チ.60
- リ.しなければなりません
- ヌ.する必要はありません
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
イ | ホ | リ |
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:5.公的年金
解説
〔①について〕
国民年金の加入手続きは、会社を退職して厚生年金保険の被保険者資格を喪失した日から、原則として14日以内に住所地の市区町村に届け出る必要があります。
よって、正解は[イ]の14日になります。
〔②について〕
老齢基礎年金は原則65歳からの受け取りですが、本人の申出によりそれより前から受け取ることができます。これを繰上げ請求といい、受給する年金額は繰上げ1月につき0.4%の割合で減額されます。
60歳に繰上げ請求する場合は、本来より5年=60月だけ早くもらうことになります。この場合、「60月×0.4%=24%」減額された年金が一生涯続きます。
よって、正解は[ホ]の24(%)になります。
〔③について〕
老齢基礎年金の繰上げ支給を請求する場合は、同時に老齢厚生年金も繰上げ支給の請求をしなければなりません。繰上げをするときは老齢基礎年金と老齢厚生年金はワンセットです。
よって、正解は[リ]のしなければなりませんになります。
国民年金の加入手続きは、会社を退職して厚生年金保険の被保険者資格を喪失した日から、原則として14日以内に住所地の市区町村に届け出る必要があります。
よって、正解は[イ]の14日になります。
〔②について〕
老齢基礎年金は原則65歳からの受け取りですが、本人の申出によりそれより前から受け取ることができます。これを繰上げ請求といい、受給する年金額は繰上げ1月につき0.4%の割合で減額されます。
60歳に繰上げ請求する場合は、本来より5年=60月だけ早くもらうことになります。この場合、「60月×0.4%=24%」減額された年金が一生涯続きます。
よって、正解は[ホ]の24(%)になります。
〔③について〕
老齢基礎年金の繰上げ支給を請求する場合は、同時に老齢厚生年金も繰上げ支給の請求をしなければなりません。繰上げをするときは老齢基礎年金と老齢厚生年金はワンセットです。
よって、正解は[リ]のしなければなりませんになります。
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