FP2級過去問題 2019年9月学科試験 問30

問30

ファイナンシャル・プランナーが顧客に対して行った一般NISA(非課税上場株式等管理契約に係る少額投資非課税制度)、ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)、つみたてNISA(非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度)の活用に関する次のアドバイスのうち、最も適切なものはどれか。
  1. 2020年に一般NISAを利用して上場株式に投資をしているAさんに対し、「非課税期間が終了したら、当該株式を翌年の一般NISAの非課税投資枠を利用してロールオーバーするか、課税口座に移すかを選択できます」とアドバイスした。
  2. 子どもの将来のための資金を運用したいと考えているBさんに対し、「ジュニアNISA口座であれば、お子さまが口座開設者となり、年間100万円まで非課税で運用できて、非課税期間終了後も、お子さまが20歳になるまで引き続き非課税で保有できます」とアドバイスした。
  3. 長期投資を始めたいと考えているCさんに対し、「つみたてNISAを利用して運用すれば、最長で20年間の非課税期間終了時にロールオーバーすることで、40年間まで、非課税で運用できます」とアドバイスした。
  4. 新たに投資を始めたいと考えているDさんに対し、「つみたてNISAの対象商品は、所定の要件を満たす公募株式投資信託や不動産投資信託(REIT)等で、事前に金融庁に届け出されたものに限られるため、いずれも長期の積立・分散投資に適したものといえます」とアドバイスした。

正解 1

問題難易度
肢153.8%
肢27.1%
肢311.5%
肢427.6%

解説

  1. [適切]。NISAでは、非課税期間の5年間が終了したときには、保有している金融商品を翌年の非課税投資枠に移す(ロールオーバーする)ことができるほか、NISA口座以外の課税口座(一般口座や特定口座)に移すこともできます。なお、ロールオーバー可能な金額に上限はなく、時価が120万円を超過している場合も、そのすべてを翌年の非課税投資枠に移すことができます。
  2. 不適切。ジュニアNISA口座の年間投資上限金額は80万円です。非課税期間の終了後には継続管理勘定に移管(ロールオーバー)することで、20歳になるまで金融商品を非課税で保有し続けることができます。
  3. 不適切。つみたてNISAでは非課税期間終了後に翌年の非課税投資枠に移すこと(ロールオーバー)はできません。
  4. 不適切。REITは、つみたてNISAでは投資対象外です。つみたてNISAの対象商品は、公募投資信託(株式型・バランス型)とETFに限定されています。アクティブ運用投資信託やバランス型の中にREITを含めることはできますが、REIT単体の商品はありません。
したがって適切な記述は[1]です。