FP2級 2020年1月 実技(FP協会:資産設計)問25(改題)

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問25

龍太さんは、現在居住している自宅の住宅ローン(全期間固定金利、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なし)の繰上げ返済を検討しており、FPの東さんに質問をした。龍太さんが住宅ローンを208回返済後に、100万円以内で期間短縮型の繰上げ返済をする場合、この繰上げ返済により軽減される返済期間を解答欄に記入しなさい。なお、計算に当たっては、下記<資料>を使用し、繰上げ返済額は100万円を超えない範囲での最大額とすること。また、繰上げ返済に伴う手数料等は考慮しないものとし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
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カ月

正解 

 14(カ月)

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:8.ライフプラン策定上の資金計画

解説

<資料>より208回返済後の残高は19,583,063円です。

ここで100万円を繰上げ返済をすると、借入残高は「19,583,063円-1,000,000円=18,583,063円」まで減ります。繰上げ返済額は次回返済分から順に元金部分に充当されるので、<資料>のうち残高が18,583,063円以上となっている返済回までは、返済を完了できることになります。

<資料>を見ると、残高が18,583,063円以上であり、最も先の返済回は222回目(18,628,922円)と確認できます。このことから、100万円の繰上げ返済をすると209回目から222回目までの14回分について元金を全額返済できるとわかります。全額返済された月の分だけ返済期間が短縮されるので、短縮される返済期間は14ヶ月となります。

また、次のような方法でも解答を導くことができます。
  • 121回目から順に元金返済額を足し算していき、繰上げ返済額に達するまでの月数を数える
  • 繰上げ返済額を、元金返済額のおおよその平均値で割る