FP2級 2020年9月 実技(FP協会:資産設計)問16

問16

会社員の最上さんは、2023年3月末日に勤務先を退職した。最上さんの退職に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、最上さんの退職一時金に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、最上さんは、勤務先の役員であったことはなく、退職は障害者になったことに基因するものではない。
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  1. 130万円
  2. 165万円
  3. 260万円
  4. 330万円

正解 1

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:3.各種所得の内容

解説

退職所得の金額は「(退職に係る収入金額-退職所得控除額)×1/2」の算式で計算します。退職所得控除額は、勤続年数によって異なり下表のようになっています。
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まず退職所得控除額を求めます。退職一時金支給時のAさんの勤続年数は21年3カ月ですので、切り上げて22年で計算します。

 800万円+(70万円×(22年-20年))=940万円

退職一時金の額は1,200万円ですので、退職所得の金額は、

 (1,200万円-940万円)×1/2=130万円

したがって[1]が正解です。