FP2級 2021年1月 実技(FP協会:資産設計)問12
問12
FPの安西さんは相談者の井上さんが契約している生命保険の保険料支払いができなかった場合の流れについて説明を求められた。FPの安西さんが説明した下記の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句の組み合わせとして、適切なものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする。井上さんが契約している保険契約FPの安西さんの説明
- 「個人年金保険A、定期保険Bともに払込期日までに保険料の払込みができなかった場合でも(ア)期間内に保険料を支払えば、保険契約を継続させることができます。」
- 「個人年金保険Aは(ア)期間内に保険料が払えなかった場合でも、(イ)によって解約返戻金の範囲内で保険会社が保険料を立て替えることにより契約は継続します。」
- 「定期保険Bは(ア)期間内に保険料の払込みがない場合、保険契約は(ウ)します。ただし(ウ)した場合でも保険会社が定める期間内に(エ)の手続きを取り、保険会社の承諾を得て未払いの保険料と利息を払い込めば、契約を有効に戻すことができます。」
- (ア)払込猶予 (イ)自動振替貸付 (ウ)失効 (エ)復活
- (ア)払込待機 (イ)契約者貸付 (ウ)消滅 (エ)復活
- (ア)払込猶予 (イ)契約者貸付 (ウ)消滅 (エ)更新
- (ア)払込待機 (イ)自動振替貸付 (ウ)失効 (エ)更新
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正解 1
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
〔(ア)について〕
保険契約を継続するためには、決められた期日までに保険料を払込む必要がありますが、保険料の払込みが遅れた場合であっても払込猶予期間内に保険料を支払えば契約を継続させることができます。
〔(イ)について〕
払込猶予期間が過ぎても保険料が払い込まれなかった場合、保険会社が解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に立て替えて契約を継続させる制度を自動振替貸付といいます。なお、契約者貸付は、解約返戻金の一定割合の範囲内で解約返戻金を担保に保険会社から融資を受けることができる制度です。
〔(ウ)について〕
払込猶予期間を過ぎても保険料の払込みがなく、また自動振替貸付の適用もない場合、その保険契約は失効します。効力を失うだけで消滅するわけではありません。
〔(エ)について〕
保険契約が失効した場合でも、所定の期間内に保険会社の承諾を得て滞納していた保険料とその利息を支払う契約の復活の手続きをすることで、保険契約を元に戻すことができます。
したがって、適切な組合せは[1]です。
保険契約を継続するためには、決められた期日までに保険料を払込む必要がありますが、保険料の払込みが遅れた場合であっても払込猶予期間内に保険料を支払えば契約を継続させることができます。
〔(イ)について〕
払込猶予期間が過ぎても保険料が払い込まれなかった場合、保険会社が解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に立て替えて契約を継続させる制度を自動振替貸付といいます。なお、契約者貸付は、解約返戻金の一定割合の範囲内で解約返戻金を担保に保険会社から融資を受けることができる制度です。
〔(ウ)について〕
払込猶予期間を過ぎても保険料の払込みがなく、また自動振替貸付の適用もない場合、その保険契約は失効します。効力を失うだけで消滅するわけではありません。
〔(エ)について〕
保険契約が失効した場合でも、所定の期間内に保険会社の承諾を得て滞納していた保険料とその利息を支払う契約の復活の手続きをすることで、保険契約を元に戻すことができます。
したがって、適切な組合せは[1]です。
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