FP2級 2021年1月 実技(FP協会:資産設計)問37

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問37

正之さんが2023年中に行った国内公募株式投資信託であるQファンドの取引は、下記<資料>のとおりである。正之さんの2023年分のQファンドに係る譲渡所得の金額として、正しいものはどれか。なお、正之さんは、2020年以前にQファンドを保有したことはない。また、いずれの取引も基準価額での購入または売却である。
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  1. ▲100,000円
  2. 78,000円
  3. 100,000円
  4. 180,000円

正解 2

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:3.各種所得の内容

解説

まず、ファンドの購入価額と手数料から各取得金額を算出します。
  • 2021年5月 … 10,000円×200+40,000円=2,040,000円
  • 2021月9月 … 11,000円×100+22,000円=1,122,000円
  • 2022月3月 … 13,000円×100+26,000円=1,326,000円
同じ投資信託を複数回購入した場合の取得単価は、総平均法に準ずる方法により計算するので、当該ファンド1万口当たりの取得単価は、

 2,040,000円+1,122,000円+1,326,000円200+100+100=11,220円

2023年4月に基準価額12,000円で100万口を売却しているため、求める譲渡所得の金額は、

 (12,000円-11,220円)×100=78,000

したがって[2]が正解です。