FP2級 2021年9月 実技(FP協会:資産設計)問5
問5
成田さんはGX投資信託を100万口購入し、その後は追加購入や換金をせずに全額を保有している。下記<資料>に基づき、成田さんが保有するGX投資信託のトータルリターンの金額を計算しなさい。なお、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。<資料>
[成田さんが保有するGX投資信託の状況]
投資信託の分類:追加型国内公募株式投資信託
申込価格:1口当たり1円
申込単位:1万口以上1口単位
購入時手数料(税込み):2.20%
運用管理費用(信託報酬)(税込み):純資産総額に対し年1.650%
購入時の基準価額(1万口当たり):13,200円
トータルリターンの評価基準日における基準価額(1万口当たり):14,050円
保有期間中の受取分配金額(1万口当たり、税引き後):120円
<トータルリターンの金額の算式>投資信託の分類:追加型国内公募株式投資信託
申込価格:1口当たり1円
申込単位:1万口以上1口単位
購入時手数料(税込み):2.20%
運用管理費用(信託報酬)(税込み):純資産総額に対し年1.650%
購入時の基準価額(1万口当たり):13,200円
トータルリターンの評価基準日における基準価額(1万口当たり):14,050円
保有期間中の受取分配金額(1万口当たり、税引き後):120円
トータルリターンの金額=評価金額+累計受取分配金額(税引き後)+累計売付金額-累計買付金額
円 |
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正解
67,960(円) |
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
<評価金額>
評価金額は「評価基準日の基準価格×保有口数」で求めます。
評価基準日の基準価格1万口当たり14,050円なので、
14,050円×100=1,405,000円
<累計受取分配金額(税引き後)>
100万口保有していて、受取分配金額は1万口当たり120円なので、
120円×100=12,000円
<累計売付金額>
購入後、換金をしていないため、売付金額は0円です。
<累計買付金額>
買付金額は1万口当たり13,200円なので、購入時手数料を含めた買付金額は、
購入金額:13,200円×100=1,320,000円
購入時手数料:1,320,000円×2.2%=29,040円
買付金額:1,320,000円+29,040円=1,349,040円
※13,200円×100×102.2%で一度に計算してもOKです。
運用管理費用(信託報酬)は、管理や運用をするための経費として日々差し引かれています。基準価額は運用管理費用を差し引いたた後の金額であるため、改めて費用して差し引く必要はありません。
以上より、トータルリターンの金額は、
1,405,000円+12,000円-1,349,040円=67,960円
したがって正解は67,960円です。
評価金額は「評価基準日の基準価格×保有口数」で求めます。
評価基準日の基準価格1万口当たり14,050円なので、
14,050円×100=1,405,000円
<累計受取分配金額(税引き後)>
100万口保有していて、受取分配金額は1万口当たり120円なので、
120円×100=12,000円
<累計売付金額>
購入後、換金をしていないため、売付金額は0円です。
<累計買付金額>
買付金額は1万口当たり13,200円なので、購入時手数料を含めた買付金額は、
購入金額:13,200円×100=1,320,000円
購入時手数料:1,320,000円×2.2%=29,040円
買付金額:1,320,000円+29,040円=1,349,040円
※13,200円×100×102.2%で一度に計算してもOKです。
運用管理費用(信託報酬)は、管理や運用をするための経費として日々差し引かれています。基準価額は運用管理費用を差し引いたた後の金額であるため、改めて費用して差し引く必要はありません。
以上より、トータルリターンの金額は、
1,405,000円+12,000円-1,349,040円=67,960円
したがって正解は67,960円です。
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