FP2級 2022年5月 実技(FP協会:資産設計)問14

問14

下記<資料>に基づき、山根さんが契約している普通傷害保険について、FPの安藤さんの次の説明の空欄(ア)~(エ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、同じ語句を何度選んでもよいこととし、他の保険金の支払い要件はすべて満たしているものとする。
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  • 「山根さんが就寝中に発生した地震で、倒れてきたタンスの下敷きになり、腕を骨折して10日間病院に通院治療した場合、受け取れる保険金は()です。」
  • 「山根さんが仕事中の事故でケガを負い、その日から20日間病院に入院した場合(手術は受けていない)、受け取れる保険金は()です。」
  • 「山根さんが交通事故により傷害後遺障害第6級に該当した場合、受け取れる傷害後遺障害保険金は()です。」
  • 「山根さんの飼い犬が近所の子どもにかみついてケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負った場合、その損害に対して支払われる保険金の限度額は()です。」
  1. 1.0円
  2. 2.2万円
  3. 3.4万円
  4. 4.5万円
  5. 5.10万円
  6. 6.420万円
  7. 7.500万円
  8. 8.590万円
  9. 9.690万円
  10. 10.1,000万円
  11. 11.1億円
(ア)(イ)(ウ)(エ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)(エ)
25711

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

〔(ア)について〕
通常、普通傷害保険は地震・噴火・津波等によるケガは対象になりませんが、天災危険担保特約が付加されているため補償対象になります。
「傷害通院保険金日額」が対象となり1日につき2,000円が支払われるため、受け取れる保険金は「2,000円×10日=20,000円」です。
よって、正解は[2]の2万円になります。

〔(イ)について〕
対象となる給付項目は「傷害入院保険金日額」となり1日につき5,000円が支払われるため、受け取れる保険金は「5,000円×20日=100,000円」です。
よって、正解は[5]の10万円になります。

〔(ウ)について〕
傷害後遺障害の各等級ごとの保険金額表により、傷害後遺障害の第6級に該当した場合は500万円の保険金を受け取ることができます。
よって、正解は[7]の500万円になります。

〔(エ)について〕
その他の補償で特約が付加されている個人賠償責任保険は、日常生活で起きた偶発的な事故により他人の身体や財物に損害を与えたために負った賠償責任を補償する保険です。1人が加入すると家族全員が対象になります。そのため契約者の家族が他人にケガを負わせた場合や、飼い犬が他人を噛んでケガをさせた場合も補償の対象となり、補償額の最高額は特約内容の支払限度額である1億円になります。
よって、正解は[11]の1億円になります。