FP2級過去問題 2022年9月学科試験 問7

問7

個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 確定年金では、年金受取開始日前に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、死亡給付金受取人が契約時に定められた年金受取総額と同額の死亡給付金を受け取ることができる。
  2. 変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や死亡給付金額は変動するが、解約返戻金額は変動しない。
  3. 夫婦年金では、夫婦が共に生存している場合に年金を受け取ることができ、夫婦のいずれか一方が死亡した場合、その時点で契約が消滅して年金支払いは終了する。
  4. 終身年金では、他の契約条件が同一の場合、保険料は被保険者が女性の方が男性よりも高くなる。

正解 4

問題難易度
肢113.4%
肢26.7%
肢36.1%
肢473.8%

解説

  1. 不適切。個人年金保険の年金受取開始日前に被保険者が死亡した場合、既払込保険料に応じた死亡給付金が支払われます。
  2. 不適切。変額個人年金保険は、株式や債券などを中心に特別勘定で資産運用し、運用実績によって死亡給付金や解約返戻金、年金の額が増減する保険です。
  3. 不適切。夫婦年金は、少なくとも夫婦のいずれか一方が生存している間は年金を受け取ることができます。いずれか一方が死亡しても、契約が消滅することはなく年金支払いは継続します。
  4. [適切]。終身年金では被保険者が生存している限り年金を受け取れます。保険会社からすれば、平均余命の長い女性のほうが将来見込まれる年金支払総額が増えるので、男女でその他契約内容が同一の場合、終身年金の保険料は女性のほうが高くなります。
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したがって適切な記述は[4]です。