FP2級 2023年1月 実技(FP協会:資産設計)問40

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問40

奈美さんは、浩二さんや自分に介護が必要になった場合に備えて、公的介護保険制度について、FPの成田さんに質問をした。公的介護保険の被保険者区分に関する下表の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。
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  1. 1.国
  2. 2.都道府県
  3. 3.市町村および特別区
  4. 4.60歳
  5. 5.65歳
  6. 6.75歳
  7. 7.保険給付の対象外
  8. 8.身体障害者手帳が交付された人のうち、要介護(要支援)状態と認定された者
  9. 9.老化に伴う特定疾病を原因として、要介護(要支援)状態と認定された者
(ア)(イ)(ウ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)
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分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:4.社会保険

解説

〔(ア)について〕
介護保険の保険者は、市町村および特別区(以下、市町村等)です。保険者である市町村等は、国、都道府県、各医療保険者の支援を受けつつ、保険料の徴収、保険給付、介護認定などの事務を行っています。
したがって、正解は[3]の市町村および特別区になります。

〔(イ)について〕
介護保険の被保険者は年齢により2つに区分されています。第1号被保険者は65歳以上の者、第2号被保険者は40歳以上65歳未満の者が該当します。
したがって、正解は[5]の65歳になります。

〔(ウ)について〕
第1号被保険者の場合、(原因を問わず)要介護・要支援になった者が保険給付の対象になりますが、第2号被保険者の場合、老化に伴う特定疾病を原因として要介護・要支援になった者のみが保険給付の対象になります。例えば、第2号被保険者が交通事故によって障害を負い介護が必要になった場合であっても介護保険からの給付はありません。
したがって、正解は[9]の老化に伴う特定疾病を原因として、要介護(要支援)状態と認定された者になります。
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