FP2級過去問題 2023年9月学科試験 問26

問26

以下の＜条件＞で、円貨を米ドルに交換して米ドル建て定期預金に10,000米ドルを預け入れ、満期時に米ドルを円貨に交換して受け取る場合における円ベースでの利回り（単利・年率）として、最も適切なものはどれか。なお、税金については考慮しないものとし、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入するものとする。

＜条件＞
  • 預入期間　1年
  • 預金金利　3.00％（年率）
  • 為替予約なし
  • 為替レート（米ドル/円）
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  1. 3.17％
  2. 4.79％
  3. 6.17％
  4. 7.79％
1234
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正解　3

問題難易度
肢115.0%
肢222.2%
肢356.5%
肢46.3%

分野

科目：C.金融資産運用
細目：6.外貨建て商品

解説

円貨を外貨に換えるときにはTTSを、外貨を円貨に換えるときにはTTBを使用します。
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【預入時】
預入時のTTSは130円なので、10,000米ドルを購入するのに必要な元金は、

　10,000米ドル×130円＝1,300,000円

【満期時】
10,000米ドルを年利率3％で1年間預けるので、得られる利息額は

　10,000米ドル×3％＝300米ドル

よって、米ドルでの元利合計額は10,300米ドルとなります。

【円換算での利回り】
満期時のTTBは134円なので、10,300米ドルを円換算すると、

　10,300米ドル×134円＝1,380,200円

受取額から元金を差し引いて利益額を求め、それを元金で割って利回りを求めます（預入期間1年なので年換算の必要はありません）。

　1,380,200円－1,300,000円1,300,000円×100＝6.169…%
（小数点以下第3位を四捨五入）6.17％

したがって正解は[3]です。
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