FP2級 2024年5月 実技(FP協会:資産設計)問14

問14

吉田さん(46歳)が自身を記名被保険者として契約している下記<資料>の自動車保険に関するFPの馬場さんが行った次の(ア)~(エ)の説明のうち、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。なお、<資料>に記載のない特約については考慮しないものとする。
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  1. 「台風による飛来物が衝突して被保険自動車が損害を被った場合、その車両損害は補償の対象になりません。」
  2. 「吉田さんが被保険自動車を運転中に、同乗していた友人が事故で死傷した場合、人身傷害保険から支払われる保険金とは別に、搭乗者傷害保険からも保険金を受け取ることができます。」
  3. 「実家を出て一人暮らしをしている吉田さんの長女(未婚、18歳)が、帰省中に被保険自動車を運転して対物事故を起こした場合、補償の対象になります。」
  4. 「吉田さんが、所有する自動二輪車(総排気量250cc)を運転中に事故を起こして他人にケガを負わせてしまった場合、ファミリーバイク特約の補償の対象となります。」
(ア)(イ)(ウ)(エ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)(エ)
××

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. ×不適切。エコノミー型(車対車+A)でも、台風・洪水・高潮・竜巻などの自然災害による車両損害は補償されます。
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  2. 〇適切。人身傷害保険と搭乗者傷害保険は、いずれも被保険自動車の搭乗者が被った死傷を補償対象とします。人身傷害保険のほうが上位互換なので両方付ける必要はありませんが、両方に加入している場合は両方から保険金が支払われます。
  3. 〇適切。運転者年齢条件は「35歳以上補償」となっていますが、運転者年齢条件が適用されるのは、主に車を運転する記名保険者および同居の家族に限られます。このため、別居の親族や友人などが被保険自動車で事故を起こした場合には、運転者年齢条件にかかわらず補償の対象になります。
  4. ×不適切。ファミリーバイク特約は、記名被保険者やその家族が総排気量125cc以下のバイク(原付含む)を使用中に生じた事故を補償するものです。本肢は総排気量250ccの自動二輪車での事故なので、補償対象外となります。