タックスプランニング分野で質問です
ここさん
(No.1)
全くイメージができません。どなたか教えていただけますと幸いです。
2024.01.07 13:58
きむらゆうたさん
(No.2)
そもそも「控除」っていう単語のイメージが付きづらいですよね...
※控除=差し引く
文字だけで解説するのがかなり難しいので、余計に混乱しないように、本当にざっくばらんに説明しますね。
まず、所得税には「総合課税」と「分離課税」があります。
そして、控除には「所得控除」と「税額控除」があります。
ここさんが悩んでいる部分を解決するためには、上記それぞれの2つの違いを理解しているかがポイントになります。
問題文を見ていないので定かではないのですが、
ここさんがおっしゃっている「他の所得から控除できる」というのは、"分離課税"に該当するものから控除(差し引く)できるという内容です。
次に「控除しきれなかった」という点については、
例えばAさんがいます。
その年のAさんの給与所得が55万円という著しく低い時期があったとします。
そうすると、初めに給与所得控除を計算します。
給与の収入が162万5千円以下の場合は55万円が控除されるので、
Aさんの今年の給与所得は"0円"ということになります。
ですが、Aさんは住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)があります。住宅の借金がある状態ですね。これは"税額控除"です。
そしてその金額は0.7%(控除率)×3000万円(借入金額)="21万円"
※ここまでの話は例えですが、控除金額(55万円)と控除率(0.7%)は本当の数字です。
本来であれば、この税額控除は所得控除をし終わった後の金額から差し引く内容です。
ですが、今回の例えの場合、所得が0円になってしまっているので、21万円分が浮いている状態ですよね。
少し戻りまして、「控除しきれなかった」というのは、この"21万円"のことを指します。
最後に「控除しきれなかった分を繰り越せる」というのは、この21万円を繰り越せるということになります。
ただ、税額控除が繰り越された場合は翌年の住民税より控除が可能です。
仮に翌年の個人住民税が偶然21万円だった場合、21万円を控除できるのでその年の住民税は実質0円になる。※というイメージです。
問題でよくでるのが、
「住宅ローン控除を繰り越した場合、翌年の"所得税"から控除が可能となる。」
という引っ掛けの文章が出ますが、この場合は×で、"住民税"から控除が可能となるが正しいです。
文章だけの説明ですと、大変申し訳ないのですが、私はこれで精一杯です。
テキストなどがあれば、図や表を見比べながら解説できるのですが...
文字だけで理解するのかなりきついですよね...
私が学習の参考にしている動画とかもあるのですが、このサイトの投稿ガイドラインに違反してしまうので、共有できないのが残念です。
お役に立てず申し訳ございません。
とにかく「総合課税」と「分離課税」。「所得控除」と「税額控除」の違い(仕組み)を理解していれば、頭を悩ませることはないので、今一度これらの違いを整理されると良いかと思います。
控除の話を文字だけで解説できる人がいたら天才です。
他の方もよろしければ解説にトライしてみてください。泣
2024.01.07 18:16
管理人
(No.3)
・上場株式等の譲渡損失 ▲400万円
・上場株式等の配当所得 100万円
両者は確定申告をすることにより損益通算できるので、配当所得から譲渡損失を差し引くと0円となります。このとき、配当所得から差し引くことができたのは譲渡損失のうち100万円で、残りの300万円は差し引くことができていません。この300万円が「控除しきれなかった額」に相当します。
この控除しきれなかった300万円は繰り越すことができ、翌年以降3年間に生じた上場株式等の譲渡損失および上場株式等の配当所得から差し引くことができます。
2024.01.07 18:58
ここさん
(No.4)
損失が出ることで、所得が0円となる場合に、残った分を繰り越せるということなのですね。わかりやすく解説いただきありがとうございました。
2024.01.09 20:09
きむらゆうたさん
(No.5)
>ここ様
こんばんは
はい、そのイメージで問題ないと思います。
ただ、現実的にその条件に当てはまる人は、
急な病を患って仕事が出来なくなって収入が激減するひとや、自営業の人が大赤字になったり、とかのケースなどが考えられるので、
理論上、普通に健康的にサラリーマンやOL"だけ"をしている方はあまり縁の無い話です。
ですので、今勉強している内容というのは、大多数から極少数までの方を幅広くサポートできるようになるための知識です。イメージが沸きにくい内容にもトライしていかなければならないのは非常に体力と精神が必要になってきます。
ですので、意味の分からない日本語が出てきたときに、理解したくてムズムズする瞬間があるとは思いますが、そこは1つ割り切って「へぇ~。」の感覚で丸暗記するのもおすすめです。
それよりも頻出される問題を絶対に落とさないように、今の時期からもう一度テキストを頭から最後まで読み返して、過去問を解けば、時間を余すことなくタイミングばっちりで試験に臨めると思います。
割り切って丸暗記するか、とことん理解するかはここ様にお任せします。
毎日の学習おつかれさまです ^^
本番で納得の行く結果が出るように残り期間頑張ってください(^^ゞ
2024.01.09 23:13
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