所得税の社会保険料控除についての質問です

ひーくんさん
(No.1)
所得税の社会保険料控除についての質問です。
所得税が非課税となるものに、雇用保険や健康保険などの保険給付がありますが、なぜ非課税の雇用保険や健康保険などの社会保険料を支払うと、社会保険料控除が適用されるのでしょうか?
2024.05.14 18:30
マルさん
(No.2)
まず、社会保険の保険給付が非課税になることと、支払った社会保険料が所得控除となる理由は別物として考えてください。

保険給付で受け取ったものが、非課税になるのは、平たく言うと「大変だから」「かわいそうだから」です。
例えば、雇用保険の俗に言う失業給付は、失業して次の仕事を探している人の生活を保障するものですよね。こんな大変な人の基本手当で受け取ったお金に税金かけれますか?
だから政策的に非課税にしているんです。

では社会保険料として払った保険料を社会保険料控除としているのはなぜか?
これは他の所得控除の存在意義と共通するんですが、ざっくり言うと適切な税金を課税するためと申しましょうか。
もっと突き詰めて言うと、税金払える力に応じて所得税や住民税を納めてもらうためなんですが。

もし社会保険料控除がなかったら、どうなりますか?
社会保険料は嫌だと言っても強制的に徴収されるものです。
仮に1年の収入が200万ある人がいたとします。他の控除は度外視して社会保険料だけで50万払っていたとします。
もし、社会保険料控除がなかったら、この人はざっくり言って200万に税率かけて所得税や住民税がとられる事になります。
社会保険料控除があれば150万に税率かけて所得税や住民税が計算されることになります。
適切な表現かわかりませんが、強制的に払わないといけない社会保険料をいわば「費用」として考えて、その分所得を圧縮して税金を安くするようにしているんです。
2024.05.15 22:41
ひーくんさん
(No.3)
わかりやすい説明を、ありがとうございました。
2024.05.18 09:29

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