中小法人の資金計画(全30問中12問目)
No.12
決算書に基づく経営分析指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。2019年9月試験 問10
- 固定比率は、自己資本(株主資本)に対する固定資産の割合を示したものであり、一般に、この数値が高い方が財務の健全性が高いと判断される。
- 損益分岐点売上高は、「固定費÷限界利益率」の算式によって求めることができる。
- 自己資本比率(株主資本比率)は、総資産に対する自己資本(株主資本)の割合を示したものであり、一般に、この数値が高い方が財務の健全性が高いと判断される。
- 当座比率は、その企業の短期の負債に対する当座資産による支払能力を評価するための指標であり、一般に、この数値が高い方が望ましいとされる。
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正解 1
問題難易度
肢143.4%
肢223.5%
肢313.9%
肢419.2%
肢223.5%
肢313.9%
肢419.2%
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:10.中小法人の資金計画
解説
- [不適切]。固定比率は、自己資本(株主資本)に対する固定資産の割合であり、長期にわたり事業に使う固定資産の取得費用をどのくらい自己資本でまかなえているかを示します。固定比率は低いほど財務の健全性が高いと判断されます。
●固定比率(%)=固定資産÷自己資本×100自己資本比率は、総資本に対する自己資本の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が財務の健全性が高いと判断される。(2022.5-10-2)自己資本比率とは、総資本に対する自己資本の割合を示したものである。(2022.1-9-3)自己資本比率(株主資本比率)は、総資産に対する自己資本(株主資本)の割合を示したものであり、一般に、この数値が高い方が財務の健全性が高いと判断される。(2019.9-10-3) - 適切。損益分岐点売上高は、以下の公式で求めることができます。
●損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率
限界利益率=1-(変動費÷売上高) - 適切。自己資本比率は、総資産(負債+純資産)に対する自己資本の割合を示したもので、この数値の高い方が財務の健全性は高いと判断されます。
●自己資本比率(%)=自己資本÷総資産×100自己資本比率は、総資本に対する自己資本の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が財務の健全性が高いと判断される。(2022.5-10-2)自己資本比率とは、総資本に対する自己資本の割合を示したものである。(2022.1-9-3)固定比率は、自己資本(株主資本)に対する固定資産の割合を示したものであり、一般に、この数値が高い方が財務の健全性が高いと判断される。(2019.9-10-1) - 適切。当座比率は、流動負債に対する当座資産の割合を示す指標です。当座資産とは、流動資産から換金性に劣る棚卸資産を除いた額です。値が高いほど短期支払い能力は高いと判断されます。
●当座比率(%)=当座資産÷流動負債×100
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