生命保険(全154問中129問目)

No.129

住宅ローンを利用する際に加入する団体信用生命保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約は考慮しないものとする。
2015年1月試験 問13
  1. 団体信用生命保険は、契約者を債権者である金融機関等とし、被保険者および保険金受取人を債務者である住宅ローン利用者とする生命保険である。
  2. 団体信用生命保険の保険料は、被保険者の契約時の年齢および性別と債務残高に応じて算出される。
  3. 住宅ローン利用者が負担する団体信用生命保険の保険料は、住宅ローン利用者の生命保険料控除の対象となる。
  4. 被保険者の死亡に基因して団体信用生命保険から支払われる保険金は、被保険者の相続に係る相続税額の計算上、相続税の課税価格に算入されない。

正解 4

問題難易度
肢124.0%
肢220.9%
肢310.2%
肢444.9%

解説

  1. 不適切。団体信用生命保険は、保険契約者および保険金受取人を金融機関等の債権者、被保険者を債務者とする生命保険です。
  2. 不適切。団体信用生命保険の保険料は、債務残高に応じてのみ算出され、被保険者の契約時の年齢や性別は関係ありません。
  3. 不適切。住宅ローン利用者が負担する団体信用生命保険の保険料は、保険金受取人が金融機関等で受取人の要件を満たさないため、生命保険料控除の対象とはなりません。
    住宅ローンの借入れの際に加入した団体信用生命保険の保険料は、一般の生命保険料控除の対象となる。2023.9-15-3
    住宅ローンの借入れの際に加入した団体信用生命保険の保険料は、一般の生命保険料控除の対象となる。2019.5-14-1
  4. [適切]。被保険者の死亡に基因して団体信用生命保険から支払われる保険金は、受取人が金融機関等の債権者のため、相続税額の課税価格には算入されません。
したがって適切な記述は[4]です。