債券投資(全48問中21問目)

No.21

債券の仕組みと特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2018年9月試験 問24
  1. 格付機関が行う債券の信用格付けで、「BBB(トリプルB)」格相当以上の債券は、一般に、投資適格債とされる。
  2. 日本国内において海外の発行体が発行する外国債券のうち、円建てで発行するものを「サムライ債」といい、外貨建てで発行するものを「ショーグン債」という。
  3. 日本銀行などの中央銀行が金融緩和策を強化すると、一般に、市場金利は低下し、債券価格も下落する。
  4. 個人向け国債は、基準金利がどれほど低下しても、0.05%(年率)の金利が下限とされている。

正解 3

問題難易度
肢16.1%
肢27.8%
肢379.2%
肢46.9%

解説

  1. 適切。格付けは、信用リスクの大きさをアルファベットで表したものがですが、一般的に「BBB(トリプルB)」格以上だと投資適格債とされます。
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    債券の信用格付けにおいて、B(シングルビー)格相当以上の格付けが付された債券は、一般に、投資適格債と呼ばれ、信用リスクが低い債券とされる。2024.5-25-3
    格付機関が行う債券の信用格付けで、BB(ダブルB)格相当以上の債券は、一般に投資適格債とされる。2021.3-23-4
  2. 適切。海外の発行体により日本国内市場で円建てで発行される債券は「サムライ債」といい、海外の発行体が日本国内で外貨で発行する債券のことは「ショーグン債」といいます。
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  3. [不適切]。市場金利と債券価格は逆の値動きをします。したがって、市場金利が上昇すると債券価格は下落し、市場金利が下落すると債券価格は上昇します。
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  4. 適切。個人向け国債の最低利率は0.05%と決められています。
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したがって不適切な記述は[3]です。