不動産に関する法令上の規制(全91問中36問目)

No.36

建築基準法に基づいて下記の土地に耐火建築物である店舗を建築する場合、建築物の延べ面積の限度として、最も適切なものはどれか。なお、記載のない条件については考慮しないものとする。
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2019年9月試験 問46
  1. 80㎡
  2. 320㎡
  3. 480㎡
  4. 500㎡

正解 3

問題難易度
肢19.3%
肢214.4%
肢350.2%
肢426.1%

解説

建物の延べ床面積の限度は「敷地面積×容積率」で決定されます。

容積率は前面道路幅員による制限があり、その敷地の前面道路の幅員が12m未満の場合は、容積率には次の2つのうち低いほうが適用されます。
  • 都市計画の指定容積率
  • 前面道路の幅×法定乗数
    ※法定乗数は、住居系用途地域では4/10、その他の用途地域では6/10です。本問では商業地域ですので、6/10を用います。
本問の対象地は、指定容積率が500%、前面道路の幅×法定乗数が「8m×0.6=4.8=480%」なので、容積率は2つを比べて小さい480%となります。敷地面積が「10m×10m=100㎡」なので、延べ面積(床面積の合計)の最高限度は、

 100㎡×480%=480

したがって[3]が正解です。